インカジ(インターネットカジノ)とは?

インカジとは!?仕組みが違法でイカサマもされるよ

オンラインカジノと似ている言葉ですが、全く意味合いが違う《インカジ》。

記事のタイトルにも記載しているように、れっきとした違法です。つまり知らずにプレイすると、捕まってしまいます。このページでは、インカジについての仕組み・そして何故違法なのかを徹底解説します。

インカジとは!?インカジについて理解しよう

インカジとは!?インカジについて理解しよう

仕組みや違法である理由を見ていく前に、インカジそのものについて学んでいきましょう。

インカジとは、[インターネットカジノ]の略称。これを聞くと、「パソコンやスマホのインターネットを通じてカジノをプレイしている、オンラインカジノと同じでは?」と疑問に思う人も少なくありません。

確かに、同じ<インターネット>が使われています。しかし、実際は全くの別物です。

オンラインカジノの始め方!プレイまでの流れと手順と注意点

オンラインカジノ インカジ
オンラインカジノは運営元が海外の会社であり、その国のライセンスを取得し<合法的に>運営。

リアルマネーを入金していたとしても、元のオンラインカジノ自体が海外で運営・そして合法のため(賭博罪で)罰せられることは無い。

インターネットカジノ=インカジ
日本国内に店舗があるので日本の法律が適用される。
店内で金銭のやり取り‥すなわちベット~払い戻しまで換金が店内で行われているので、<賭博罪>に当てはまる。
だから、インカジ=違法

インカジは店舗が存在

インカジは店舗が存在

インターネットカジノ=インカジは、必ずお店が存在しています。

実際にプレイヤーがお店に出向いて⇒スロットやブラックジャックなどにお金を賭けてプレイするという遊び方です。つまり、賭けて→勝ったら払い戻しという金銭のやり取りが<お店の中で>行われているんです。

こういったインカジは、【裏カジノ・闇カジノ】とも呼ばれています。

Point!インカジの場所も隠れたところが多い

Point!インカジの場所も隠れたところが多い

裏カジノ・闇カジノと言われるだけあって、インカジの店舗は繁華街のど真ん中では無く‥ビルやマンションの一室で、ひっそりと目立たずに営業していることがほとんどです。

後述しますが、インカジは賭博罪に当てはまります。インカジノ運営側もそれを分かった上で営業しているので、警察の目をかいくぐって移動しやすい場所を店舗としているわけです。

1つの場所に長く留まらず短期間で転々とすることで、バレないようにしているのでしょう。

インカジの仕組み自体が、違法

インカジの仕組み自体が、違法

インカジは目立たない場所で営業されているのに、どうやってお客は店舗に入るのか。

それは<キャッチ>と呼ばれる客引きが居るからです。カジノと言うワードを敢えて隠して娯楽施設として紹介、言葉巧みに誘う客引きが後を絶ちません。

街中にもあるインターネットカフェをイメージしてください、その中にスロットマシンやテーブルゲームができるようになっており‥店舗内でギャンブルが行われているということです。言われるがまま、お店に入ったらもう逃げることはできません。

店員にお金を渡してカジノゲームをプレイ‥勝てばその場でお店のスタッフが換金。お店側も一部マージンを受け取っているので、お店が成り立っているという仕組み。仕組みそのものが違法ですね。換金すれば、国内で賭博をしているので言い逃れはできませんね。

パチンコ店との違い

パチンコ店との違い

店舗型のギャンブル・・と言うと、まず思い浮かぶのがパチンコ店。インカジノは、このパチンコ店とは全く違うのですが‥その違いが分かるでしょうか?

違い

・パチンコ店:お金を賭けてプレイするものの、換金は別の場所で行う
・インカジ:お金を賭けてプレイし勝てば<その場で>換金

パチンコ店は、勝っても換金する場所が別ですよね。

たまたま隣にあったのが換金所だから利用した、という「三店方式」を採用しているので賭博罪にはギリギリ当てはまりません(いわゆるグレーゾーンです)。

パチンコ店・景品交換所・景品問屋の3つの業者、およびパチンコ遊技者が特殊景品を経由することで、違法性を問われにくい形でパチンコ玉の現金化が行われる。

引用元:Wikipedia | 三店方式

反対にインカジノは、その店舗内で(ベット~払い戻し)すべてが完結します。分かりやすいように、今度はオンラインカジノと比べてみましょう。

オンラインカジノは海外で合法的に運営

オンラインカジノは海外で合法的に運営

インカジがどういったものか分かりましたね。良く比較されるオンラインカジノについて、少し復習しましょう。

オンラインカジノとは

オンラインカジノは運営元が海外の会社であり、その国のライセンスを取得し<合法的に>運営されています。(※稀に無ライセンスのオンラインカジノもありますが、紹介サイトなどで載せてある日本人向けのオンラインカジノはそういった心配は無用!)日本でインターネットを通じてギャンブルを行うことに不安が伴う人もいるかもしれませんが、あくまでも海外のサイトにアクセスしプレイしているのみ。

リアルマネーを入金していたとしても、元のオンラインカジノ自体が海外で運営・そして合法のため(賭博罪で)罰せられることは無いのです。

インカジは日本の法律=賭博罪が適用され【違法】

インカジは日本の法律=賭博罪が適用され【違法】

インカジとは

反対にインカジは、日本国内に店舗があるので日本の法律が適用されます。店内で金銭のやり取り‥すなわちベット~払い戻しまで換金が店内で行われているので、<賭博罪>に当てはまります。

だから、インカジ=違法とされているんです。

オンラインカジノだと日本で運営されていないので、そもそも日本の法律を当てはめることはできませんね。同じインターネットを経由してプレイしている・賭博を行なっていても、全然意味が違うことがここでお分かり頂けるかと思います。

賭博罪の内容を確認

賭博罪の内容を確認

実は、この賭博罪は=プレイヤーであるお客に適用されます。インカジ店の店長(運営者)は、賭博をする場所を開いているということで「賭博場開帳等図利罪」、こちらの方が適用されます。

どちらにせよ、お店もお客も賭博が禁止されている日本では罪になり捕まるよっていうことです。刑法第185条で賭博罪・刑法第186条で賭博場開帳等図利罪について定めています。

第185条
賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

引用元:Wikibooks | 刑法第185条

第186条
常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。
賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、3月以上5年以下の懲役に処する。

引用元:Wikibooks | 刑法第186条

賭博罪は、同時摘発が原則!

賭博罪は、同時摘発が原則!

お店側は賭博場開帳等図利罪・お客は賭博罪、罪の重さは別として摘発される時は『必ず、両方とも同時に摘発』が大原則です。

どちらとも日本国内でギャンブル(賭博)をしていたのですから、当然のことですね。

ここで勘の良い人は、オンラインカジノもリアルマネーを賭けているからプレイヤー=賭博罪に当てはまるのでは?と思うことでしょう。「運営元が合法と言ってもプレイヤーは別なのでは」と、考えることは間違ってはいません。

しかし日本の賭博罪が適用されるには=インカジのような店舗(胴元)とプレイヤー、両方が揃わないと逮捕できないのです。

オンラインカジノの場合は、胴元が海外のサーバー・プレイヤーしか日本にいません。合法的に運営されているオンラインカジノというのも大きな理由ですが、プレイヤーだけを捕まえるとなると賭博罪の原則からはズレてしまいますよね。

だから、オンラインカジノは無摘発・インカジは違法で<お店とお客同時摘発>となるわけです。

2019年のインカジ店;摘発事例

2019年のインカジ店;摘発事例

インカジは店内で換金する仕組みなので、賭博罪にあたります。現に、実際のインカジ店でも摘発が相次いでいます。2019年:直近で摘発された事例を、いくつか紹介するので確認しましょう。

仙台市青葉区で摘発

仙台市青葉区で摘発

仙台市青葉区国分町にあるインカジ店、「アクセス」の経営者と従業員・客合わせて計4名が賭博罪の容疑で摘発されました。店内にはインターネット上でバカラが行えるパソコンが数台置いてあり、お客は現金に交換できるポイントを賭けてプレイしていました。経営者2人も容疑を認めていて、3か月前から営業していたようです。

名古屋市内で2件摘発

名古屋市内で2件摘発

インカジ店「ジャンプ」にて、従業員2名・客2名が現行犯逮捕されました。仙台市と同じく、客にインターネットを通じてカジノをやらせ儲けを出していた疑い。その資金は暴力団へと流れていたとか・・。また別月には、スロットカジノ店「ゴッサム」でも従業員2名と客1名が逮捕。こちらは高額なお金を賭けることができる<闇スロット>を提供していたとし、店内には34台ものスロット台がありました。

東京池袋・上野で摘発

東京池袋・上野で摘発

名古屋市の「ゴッサム」が摘発されたから数時間後に、今度は東京の池袋で暴力団組員が逮捕されました。上記3つの事例とは少し違い、この暴力団組員はインカジ店の用心棒をする報酬として1,000万を受け取っていました。その数週間前には、東京上野のインカジ店で負けた客に対して恐喝をおこなった男性7名も逮捕されています。
インカジ店の従業員や客だけでじゃなく、用心棒をおこなっていた暴力団組員や恐喝をした男性など‥内容は違えど、すべてインカジ店絡みです。2019年の事例しか載せていませんが、インカジ店はもう随分と前から摘発されています。

インカジはイカサマでも何でもあり!

インカジはイカサマでも何でもあり!

インカジ店でプレイしても、客が勝ったらきちんと賞金が支払われる・・そんな正しく営業されていると思ってはなりません。なぜなら、インカジ店そのものが違法だからです。

記事の前半で記載した、インカジの仕組みをもう一度ご覧ください。

お客は店員にお金を渡してカジノゲームをプレイする仕組みでした。お金(軍資金)は機械(パソコン)に入れているのでは無く、店員に渡していますよね。この時点でもう「アウト!」臭がプンプン漂います‥

インカジ店が勝てないようにイカサマ

インカジ店が勝てないようにイカサマ

インカジ店員は客からお金を受け取った後に、パソコン上に客から渡されたお金が表示されるように何やら操作をします。

この時に、客が勝てないように<イカサマ>しているんです。その内容までは判りませんが、いくらプレイしても勝てない・勝てそうになったところでエラーが発生→プレイが続行できない‥など、あからさまに操作しているところもあるようです。

払い戻し=換金されない

払い戻し=換金されない

店側が操作されている中でも、運良く勝ったとしましょう。勝った分の払い戻しを求めても、かたくなに認めず賞金を支払わないインカジ店も存在します。

先ほどの(勝てなくしている)操作も同じですが、仮にお客側が見破って問い詰めたところで『シラを切られ』ます。

元々インカジ店も・そこでプレイしている客も違法だと言って脅すでしょう。客が「騙された」と警察に言うとしても、インカジそのものが違法なので泣き寝入りするしかありませんね。

オンラインカジノなら問題無し

オンラインカジノなら問題無し

オンラインカジノだと、勝っても払い戻されないという心配は一切ありません。

入出金の履歴も全て残っていますし、各オンラインカジノの出金条件を満たしていれば必ず出金できるようになっています。

ライセンスを取得して運営している以上、賞金の未払いは即運営停止処分が下されるので、出金しないなんてことはあり得ないのです。

インカジには絶対近付くな!

インカジには絶対近付くな!

インカジ(そのもの・仕組みが)違法なので、イカサマされたと分かっても客がどうすることもできません。

警察に言った瞬間に、<摘発>ですしね。決してインカジ店には近付かないこと!カジノをプレイしたいなら、ライセンスを持って運営されている海外のオンラインカジノサイトで楽しみましょう!